『僕はラジオ』
『僕はラジオ』(DVD 05年5月25日鑑賞)
アメフト部のクソガキ共が知的障害者の青年を縛って物置に閉じこめ、外から壁にボールをぶつけて怯えさせて遊んでいる。のを見つけたアメフト部の「コーチ」は青年を助け、それ以来、青年は高校に入り浸るようになる。それまで口もきけなかった青年は「コーチ」の計らいで生徒たちと接触しつつ、ついにはふざけあい、笑顔さえ見せるようになる。ラジオが大好きな青年のあだ名は「ラジオ」。優しさだけが純粋なカタマリになって残ったような「ラジオ」は周囲の理解を得つつ、次第に学校に溶け込んでいく。
もちろんそこに至るまでには「コーチ」の常軌を逸した「ラジオ」への入れ込みがあり、それは学校当局や父兄や自身の家族との軋轢を生まずにはいないのだが、それでも、問題の解決方法が実にスマートなので周囲も迂闊には反対できない。この「コーチ」の大人ぶりが実にいい。
きれいごと? もちろん。でも実話ベースの物語って、そういうものでしょう。
(マイク・トーリン監督 2003年 アメリカ RADIO)


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