『ホネツギマン』
『ホネツギマン』(DVD 05年6月10日鑑賞)
昼間はカイロプラクティックの技師として働きながら、夜は人体標本のタイツを着てプロレスのリングに立つ「ホネツギマン」。設定はコミカルだけど、何せ脚本がイーサン・コーエンなものだから、話は結構ダークでスポ根モノとはほど遠い復讐劇。まず敵が身障者でその差別を逆手にとって悪事を働くというのもどうかと思うし、両親と妻を殺されたショックで心神喪失してるからって無関係な連中を「目撃者無し」にまで虐殺して許されるものでもないんじゃないか。
チープなわりに面白いとは思うけど、もう少し爽快感があってもいいんじゃないかと思った。それから、妙なところに日本語が出てくるのはなぜ? 「グリグリ」とか「サヨナラ」とか。
(J・トッド・アンダーソン監督 1998年 アメリカ THE NAKED MAN)
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